ĐỀ THI THỬ JLPT N2 NGỮ PHÁP VÀ ĐỌC HIỂU (1)
問題1 次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。答えは、1234から最も適当なものを一つ選びなさい。
トーキング・タイプライターとは、簡単にいえば、電動式タイプライターとテレビとが組み合わさったような機械である。この特徴の一つは、子どもの反応(注1)に対していちいちうけこたえしてくれることだ。
トー・キング・タイプライターは小さな部屋におかれている。ここに子どもほ30分以下なら何分間いてもよい。すぐに出ていってもかまわない。まったく自由なのだ。しかも、この小部屋のなかでは、「何々をせよ」 「(①)」といった指示や禁止は一切( 注 2) 与えられない。好きなことをなんでもしてよい。これは徹底している。 子どもが部屋に入ってくる。(②)、たいていは部屋の真中にあるこの奇妙なタイプライターに興昧を持って、それをいじり(注3)はじめる。なかにはなかなかさわろうとしない子どももいるが、それは例外的である。タイプライターのキーをいろいろたたいてみる。(②)タイプされた文字が出、同時に、その者都度(注4)その文字の発音が聞こえてくる。たとえばaという文字をたたくとタイプはすぐに「エイ」と答えてくれるのだ。
③これはほおもしろい経験だ。ある三歳児は、機械が自分ののぞみ通りに何回も反応してくれることがうれしくて、75回も同しキーをたたきつづけたという。
組織的に一列の文字を一つ一つ順にためす子どももいれば、数字のところをいじって遊んでいる者もいる。また、デタラメにそこらじゅうのキーをたたいてみる子どももいる。しかし、みな、このタイプライターのキーの自由な探索(注5)を楽しむのである。
そうしているうち、この機械の構造がわかってくる。こうなると子どもは飽きてくる。この部屋のなかにとどまる時間が短くなったり、タイプをたたく回数が落ちてきたち、④そのしるしがあらわれた、と思えばよい。こうなったとき、ただちに次の学習段階に入る。放っておくと、二度とここにきてくれなくなってしまうかちだ。
この⑤第二段階では、前ぶれもなく(注6)突然、テレビの画面の部分に文字が出、つづいてその発音が聞こえる。同時にこの画面に出た文字を除いてすべてのキーが動かなくなる。⑥子どもは「アレ!」と思うだろう。そこで押すと動くキーをみつけようと、一生懸命になる。子どもが対応(注7)するキーをみつけ出して打つと、その文字がタイプされる。そして再ぴその文字の発音が聞こえる。少しのまをおいたのち、別の文字が画面にあらわれる……。
(中略)こうして子どもは、おもしろがって画面に出た文字と対応する(注7)キーをみつけようと夢中になって反応しているうちに、アルファベットの各文字や句読点などを知らず知らずのうちに学習していくのである。
(波多野誼余夫・柵垣佳世子「知的好奇心」による)
(注1)反応外からの刺激に対して起きる動き」
(注2)一切:全然、まうたく
(注3)いじる:用事もないのに、さわったり、なでたりすること
(注4)その都度:そのたび(度)に
(注5)探索:いろいろなことをして、もののある場所などを探すこと
(注6)前ぶれむなく:次に起こることを知らせずに
(注7)対応する:合う
トーキング・タイプライターとは、簡単にいえば、電動式タイプライターとテレビとが組み合わさったような機械である。この特徴の一つは、子どもの反応(注1)に対していちいちうけこたえしてくれることだ。
トー・キング・タイプライターは小さな部屋におかれている。ここに子どもほ30分以下なら何分間いてもよい。すぐに出ていってもかまわない。まったく自由なのだ。しかも、この小部屋のなかでは、「何々をせよ」 「(①)」といった指示や禁止は一切( 注 2) 与えられない。好きなことをなんでもしてよい。これは徹底している。 子どもが部屋に入ってくる。(②)、たいていは部屋の真中にあるこの奇妙なタイプライターに興昧を持って、それをいじり(注3)はじめる。なかにはなかなかさわろうとしない子どももいるが、それは例外的である。タイプライターのキーをいろいろたたいてみる。(②)タイプされた文字が出、同時に、その者都度(注4)その文字の発音が聞こえてくる。たとえばaという文字をたたくとタイプはすぐに「エイ」と答えてくれるのだ。
③これはほおもしろい経験だ。ある三歳児は、機械が自分ののぞみ通りに何回も反応してくれることがうれしくて、75回も同しキーをたたきつづけたという。
組織的に一列の文字を一つ一つ順にためす子どももいれば、数字のところをいじって遊んでいる者もいる。また、デタラメにそこらじゅうのキーをたたいてみる子どももいる。しかし、みな、このタイプライターのキーの自由な探索(注5)を楽しむのである。
そうしているうち、この機械の構造がわかってくる。こうなると子どもは飽きてくる。この部屋のなかにとどまる時間が短くなったり、タイプをたたく回数が落ちてきたち、④そのしるしがあらわれた、と思えばよい。こうなったとき、ただちに次の学習段階に入る。放っておくと、二度とここにきてくれなくなってしまうかちだ。
この⑤第二段階では、前ぶれもなく(注6)突然、テレビの画面の部分に文字が出、つづいてその発音が聞こえる。同時にこの画面に出た文字を除いてすべてのキーが動かなくなる。⑥子どもは「アレ!」と思うだろう。そこで押すと動くキーをみつけようと、一生懸命になる。子どもが対応(注7)するキーをみつけ出して打つと、その文字がタイプされる。そして再ぴその文字の発音が聞こえる。少しのまをおいたのち、別の文字が画面にあらわれる……。
(中略)こうして子どもは、おもしろがって画面に出た文字と対応する(注7)キーをみつけようと夢中になって反応しているうちに、アルファベットの各文字や句読点などを知らず知らずのうちに学習していくのである。
(波多野誼余夫・柵垣佳世子「知的好奇心」による)
(注1)反応外からの刺激に対して起きる動き」
(注2)一切:全然、まうたく
(注3)いじる:用事もないのに、さわったり、なでたりすること
(注4)その都度:そのたび(度)に
(注5)探索:いろいろなことをして、もののある場所などを探すこと
(注6)前ぶれむなく:次に起こることを知らせずに
(注7)対応する:合う
- 1. 問(1) (①)に入る言葉として最も適当なものはどれか。
- 2. 問(2) (②)には2か所とも同ヒ言葉がλるが、最も適当なものはどれか。
- 3. 問(3) ③「これはおもしろい経験だ」とあるが、何がおもしろいのか。
- 4. 問(4) ④「そのしるしがあらわれた」とあるが、何のしるしがあらわれるのか。
- 5. 問(5) ⑤「第二段階」で、テレビの画面に「a」の文字があらわれたとき、タイプライターのキーはどうなるか。
- 6. 問(6) ⑥「子どもは、『アレ!」と思うだろう」とあるが、なぜか。
- 7. 問(7) 子どもをトーキグ・タイプライターで遊ぱせると、どんな効果が期待できるか。
問題Ⅱ 次のの文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1,2,3,4から一つ選びなさい。
私は運転免許を侍っていない。ほとんどの人は学生時代に取ってしまうのだろうが、当時は車が必要だと思っていなかった。もともと車が好きではないので、免許を取るなどという考えは全くなかったのであった。
ところが最近免許はあったほうがいいかなと考えている。これから年をとっていくにつれ、もしかしたら①必需品になるのではすら思う(注1)ようようになったからだ。 たとえば出先で買い物をすると、荷物が多くなるとときがある。私の場合はほとんどが本なのだが、そんなときに、
「ああ、章があったらなあ」
とため息をつく。もちろんタクシーは走ってはいるが、うまくつかまらずに町なかをタクシーを求めてさまよい歩くこともある。重い荷物を持ち運ぷとなると、②欲しい本も、次の機会にとあきらめざるをえない。こんなとき、自分の車があったらどれだけ楽かわからない。
知り合いには五十歳を過ぎて免許を取った男性たちがいる。彼らに免許の話を聞こうとすると、話が途切れることはない。苦労して取ったので、その喜びはたとえようもないらしく、目が輝いている。「運転はいいですよ。ぜひ取りなさい。私なんか週末、必ずドライブに行ってます」
と勧められた。
「案には居場所がありませんかちね。でも車の中は僕だけの個室だから」③ そういう考えかたもあったのかと私はうなずいた。
もう一人は、無事に免許を取っても、最初は右折(注2)をするのがとても怖かったという。駐車をするにも、スペース(注3)があるとさは問題ないのだが、二台の車の聞間に駐車するとなると、舞い上がって(注4)しまうといっていた。
免許を取うた直後、彼は近所のスーパーマ一ケットに行こうと試みた。彼がまずやったのは、徒歩(注5)でその店まで行き、駐車場が空いているかを確認することだった。そして右 折は怖いので、左折ばかりを繰り返し、④ものすごく大回りをして店まで行ったというのである。
この話は笑い話として伝えちれているのだが、もしも免許を取ったら、私も⑤そういうことをやりかねない。最近は年配(注6)の人も車を運転しているし、それを見ると自分もしてみたくなる。しかし適性や事故を起こしたらなどと考えほしめると、便利だからという気持ちは、しゅ一うとしぼんでいってしま、いまひとつ(注7)教習所(注8)の門を叩くまでに至っていないのである。 (群ようこ「四十の遠吠え」1998年2月20日付日本経済新聞による)
(注1)~とすち思う:~とまで思う、~とさえ思う
(注2)右折:道を右に曲がること。車が左側を通行する日本では、交差点で右折するときには前から来る車に十分注意する必要がある。
(注3)ズペース:空いている場所
(注4)舞い上がる:どきどきした気持ちになる
(注5)徒歩で:歩いて
(注6)年配の人:中年以上の年の人
(注7)いまひとつ=あと少しのところで
(注8)教習所:車の運転技術を教える学校
私は運転免許を侍っていない。ほとんどの人は学生時代に取ってしまうのだろうが、当時は車が必要だと思っていなかった。もともと車が好きではないので、免許を取るなどという考えは全くなかったのであった。
ところが最近免許はあったほうがいいかなと考えている。これから年をとっていくにつれ、もしかしたら①必需品になるのではすら思う(注1)ようようになったからだ。 たとえば出先で買い物をすると、荷物が多くなるとときがある。私の場合はほとんどが本なのだが、そんなときに、
「ああ、章があったらなあ」
とため息をつく。もちろんタクシーは走ってはいるが、うまくつかまらずに町なかをタクシーを求めてさまよい歩くこともある。重い荷物を持ち運ぷとなると、②欲しい本も、次の機会にとあきらめざるをえない。こんなとき、自分の車があったらどれだけ楽かわからない。
知り合いには五十歳を過ぎて免許を取った男性たちがいる。彼らに免許の話を聞こうとすると、話が途切れることはない。苦労して取ったので、その喜びはたとえようもないらしく、目が輝いている。「運転はいいですよ。ぜひ取りなさい。私なんか週末、必ずドライブに行ってます」
と勧められた。
「案には居場所がありませんかちね。でも車の中は僕だけの個室だから」③ そういう考えかたもあったのかと私はうなずいた。
もう一人は、無事に免許を取っても、最初は右折(注2)をするのがとても怖かったという。駐車をするにも、スペース(注3)があるとさは問題ないのだが、二台の車の聞間に駐車するとなると、舞い上がって(注4)しまうといっていた。
免許を取うた直後、彼は近所のスーパーマ一ケットに行こうと試みた。彼がまずやったのは、徒歩(注5)でその店まで行き、駐車場が空いているかを確認することだった。そして右 折は怖いので、左折ばかりを繰り返し、④ものすごく大回りをして店まで行ったというのである。
この話は笑い話として伝えちれているのだが、もしも免許を取ったら、私も⑤そういうことをやりかねない。最近は年配(注6)の人も車を運転しているし、それを見ると自分もしてみたくなる。しかし適性や事故を起こしたらなどと考えほしめると、便利だからという気持ちは、しゅ一うとしぼんでいってしま、いまひとつ(注7)教習所(注8)の門を叩くまでに至っていないのである。 (群ようこ「四十の遠吠え」1998年2月20日付日本経済新聞による)
(注1)~とすち思う:~とまで思う、~とさえ思う
(注2)右折:道を右に曲がること。車が左側を通行する日本では、交差点で右折するときには前から来る車に十分注意する必要がある。
(注3)ズペース:空いている場所
(注4)舞い上がる:どきどきした気持ちになる
(注5)徒歩で:歩いて
(注6)年配の人:中年以上の年の人
(注7)いまひとつ=あと少しのところで
(注8)教習所:車の運転技術を教える学校
- 8. 問(1)① 「必需品になるのではすら思うようようになった」とあるが、どうしてか。
- 9. 問(2) ②「欲しい本も次の機会にとあきちめざるをえない」とあるが、では筆者はあきちめてどうするのか。
- 10. 問(3) ③「そういう考え方」とあるがどのような考え方か。
- 11. 問(4) ④「のすごく大回りをして店まで行った」とあるが、どうして近い道を通って行かなかったのか。
- 12. 問(5) ⑤「そういうことをやりかねない」とあるが、どのようなことをしてしまう可能性があるのか。
- 13. 問(6) 筆者ほ自分が車の免許を取ることについて、どのように考えているか。
問題Ⅲ 次の(1)から(7)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1,2,3,4から一つ選びなさい。
小さな子供たちは見るもの、さわるもの、なんでも不思議がります。
「あれなあに?」「なぜ?」「どうして?」の連発(注1)で大人たちをこまらせます。いざ(注2)脱明してやろうと思って、どうしてもうまく説明できず、自分ではわかっていると思っていたことが、じつはさっばりわかうていなかった、と発見させられることがあります。
(大野栄一「数学なんてこわくない」による)
(注1)~の連発で:~と続けて聞いて
(注2)いざ:さあ、それでは
小さな子供たちは見るもの、さわるもの、なんでも不思議がります。
「あれなあに?」「なぜ?」「どうして?」の連発(注1)で大人たちをこまらせます。いざ(注2)脱明してやろうと思って、どうしてもうまく説明できず、自分ではわかっていると思っていたことが、じつはさっばりわかうていなかった、と発見させられることがあります。
(大野栄一「数学なんてこわくない」による)
(注1)~の連発で:~と続けて聞いて
(注2)いざ:さあ、それでは
- 14. 問(1) 「発見させられる」とあるが、何を発見させられるのか。
- 15. 先日は、旅行の直前に風邪をひいてしまい、大変失礼しました。みなさまからいただいた絵はがきに旅行の楽しいようすが書いてあり、あらためて、参加できなかったことを残念に思いました。
先月、「旅行に一緒に行きませんか」とさそってくださったとき、とてもうれしくて、いろいろ準備をしていたのですが、旅行の前日からせきがとまらなくなっ てしまいました。頭が痛いわけでも、熱があるわけでもなかうたのですが、みなさまにご迷惑をおかけしてほいけないと思い、ご一緒するのを遠慮させていただ きました。急なことで、本当に申し訳ございませんでした。今度はぜひ行きたいと思っておりますので、またおさそいくださいませ。どうぞよろしくお願いしま す。
問(1) この手紙を書いた人のことを正しく説明している文はどれか。
- 16. 次の文章は、ある電力会社の広告の一部である。
将来(注1)を見すえた電力(注2)の確保とともに、電カビーク(注3)の 伸びを抑えることに努めています。みなさまのご協力をお願いします。電気は貯めることができないため、1年のうちで電気が最も使われる真夏のピークにあわ せて設備をつくらなれぱなりません。しかし、発電所の建設には10年から20年という長い期間が必要です。つまり、いまみなさまにお使いいただいている電 気は10年~20年前に建設を始めた設備が作り出している電気なのです。
(1997年3月25日掲載の東京電力広告による)
(注1)将来を見すえる:将来のことを考える
(注2)電力の確保:必要な電力を十分に作ること
(注3)ピーク:最も多いとき。ここでは「最大使用量」という意味
問(1) この会社はなぜ電力のピークが伸びないように努めているのか。
- 17. 時間に対比(注1)されるのは空間(注2)である。時聞がた つというのは、いまが過ぎてゆくことだともいえる。いまがもとのいまでなく、別のいまになってゆくことである。いまは何もしないでじっとしていても移って ゆくようにみえる。しかしいまに対比されるここ、われわれの現にいる場所、にはこのようなことはない。いまやたしは机に向かって坐っているが、動こうとし なければいつまでも坐ったままでいられる。空間がわたしの手を引っばって、わたしを違う場所に移すわけではない。しかしわたしはじっとしているのに、時間 の方はどんどんたってゆく。これは実に不思議なことである。
(中村秀古「時聞のパラドックス」による)
(注1)対比する:二つを比較する
(注2)空間:場所
問(1) 「これは実に不思議なことである」とあるが、筆者にとって何が不思議なのか。
- 18. 官能(注1)検査で「いい」、「悪い」を判断してもらうためには、一対(注2)比 較法というのを用います。見かけはまったく同じで、実際には味の違うものを食ぺてもらうとか、同じようなケースに入れた香水の香りをかいでもらうとかで す。この場合、二つの方法があります。まず、第一の方法ではAとBを比較して、Bがよいといい、BとCを比較してCがよいといったとします。ここで(①)を比較したとき、(②)が(③)よりよければ問題がないのですが、Aの方がよいといったとすれば、判断の誤りがあるということになります。 (矢野宏「誤差を科学する」による)
(注1)官能:音、色.味.温度などを感しる働き
(注2)一対:二つで一組になっているもの
問(1) (①)(②)(③)には何が入るか、組みみ合わせとして適当なものを選びなさい。
- 19.だいたいことばには、「わかる」ということで考えてみると、二種類あるものです。
一つは、自分は使わないが、意味は知っているというもので、これは少々むずかしく言うと「理解語彙」という中にはいります。
一方、人が使うのを見聞きして、わかるだけでなく、自分も使う、というのは「使用語彙」にぞくする、というようにいいます。
「語彙」ということばは、ことばの集まりという意昧です。ですかち、「理解語彙」にぞくすることばの数は「使用語彙」にぞくすることばより、ずっと多くなります。
たとえば、古い日本の歌集めた万葉集( 注1)の中ことばには、いまも使われているのと、その頃だけ(あるいにもう少し後までも使われていたけれども、いまはもう現代語の中にほいらない)のものとがあります。
その、いまは使わないことぱにも、また二種類あって、前後の事情から(専門的には文脈で、あるいは場面で)意味がつかめるのと、なんのことやらまったくわからん(注2)というのとにわけられます。そのわかるほうのことぱもまた、理解語彙のほうにはいります。
ですから、それぞれの人の理解語彙の量は、相当のふくらみがあることになります。
「お前」についていえば、理解語彙にぞくする人と、使用語彙にぞくする人と、二種類あるのではないでしょうか。
私はもちろん「お前」の意味はわかるのですが、自分自身では、まず使いません(注3)ので、(①)といってもいいでしょう。
(寿岳章子「ことばつかいの昭和史」による)
(注1)古い日本の歌を集めた万葉集:8世紀ごろまでの歌を集めたもの
(注2)なんのことやらまったくわからん:何を意味しているのかまったくおからない
(注3)まず使いません:ほとんど使いません問(1) (①)にはどの言葉が入るか。
問題Ⅳ 次の分の___にはどんなことばを入れたらよいか。最も適当なものを1234から一つ選びなさい。
- 20. 問(1) 事態がこうなった___は、もう彼一人に任せてはおけない。
- 21. 問(2) 彼の取った態度は、わたしには十分理解___ものであった。
- 22. 問(3) 少年時代に戻れる___戻ってみたい。
- 23. 問(4) 妹は、今勉強を始めたかと___、もう居間でテレビを見ている。
- 24. 問(5) 赤いドレスの彼女がほほえむと、美しい花が開いたかの___だった。
- 25. 問(6) 現状___、直ちにその計画を実行するのは無理だ。
- 26. 問(7) 山田先生の授業は、試験を受ける___レポトを出してもよいことになっている。
- 27. 問(8) テストでこんな点しか取れないなんて、くやしくて泣きたい___だ。
- 28. 問(9) ごぶさたしておりますが、先生にはお変わりなくお過ごしのこと___。
- 29. 問(10) 都心では子供が少なくなってきている___から、学校の数も減りつつある。
- 30. 問(11) 趣味深い___、昔のおもちゃが再び流行しているそうだ。
- 31. 問(12) 館内を___際には、写真わつえいはご遠慮ください。
- 32. 問(13) このブラウスは、きぬなのかナイロンなのか、見かけ___区別がつかない。
- 33. 問(14) 会場の問い合わせをした___、地図を送ってくれた。
- 34. 問(15) 勉強中、眠くて___ときは、濃いお茶を飲むといい。
- 35. 問(16) 電話番号___わかればいいので、住宅は書かなくてもいいですよ。
- 36. 問(17) お忙しい___わざわざおいでいただき、恐縮でございます。
- 37. 問(18) 一日中やっても一匹もつれなかったから、もう魚つり___いきたくない。
- 38. 問(19) 新薬の輸入___慎重な調査が行われている。
- 39. 問(20) 明るいうちに___、この辺りの夜道は迷いやすいですよ。
- 40. 問(21) 彼は英語___か、フランス語、ドイツ語、そして中国語も話せるそうだ。
- 41. 問(22) 彼は、性格は別として、絵の才能には見るべき___。
問題Ⅴ 次の文の__にはどんな言葉をいれたらよいか。1,2,3,4から最も適当なものを一つ選びなさい。
- 42. 問(1) 教育制度も社会の変化に合わせて変えなければならないか、変えた方がよいところとそうでないところについて、さらに検討する___。
- 43. 問(2) 私は最近新しいアパートに引っ越したが、駅の近くだから便利だろうと思ったら___。
- 44. 問(3) 森の動物たちの映画を見て、親子の愛情___。
- 45. 問(4) 面接試験ではどんな質問が出るのかと聞かれたが、そのようなことを聞かれてもちょっと___。
- 46. 問(5) できることはすべてやったのだから、期待された結果が出なくてもあなたが謝る___。
- 47. 問(6) 「だいじょうぶ」と本人は平気そうだったが、周りの人たちはみんな心配___。
問題Ⅵ 次の文の__にはどんな言葉をいれたらよいか。1,2,3,4から最も適当なものを一つ選びなさい。
- 48. 問(1) 今日は時間がありません。あいさつは___さっそく会議を始めましょう。
- 49. 問(2) 「山本さんは遅いですね。」 「ええ。でも、まじめなあの人___必ず来ますよ。」
- 50. 問(3) もうしばらくお待ちいただけますか。ご注文の品が入り___、ご連絡いたします。
- 51. 問(4) 今年は水不足になりそうだ。先月の初めに___以来、ずっと晴れの日が続いている。
- 52. 問(5) ピクニックの日の朝、娘はとてもうれしそうにしていた。「いってきます」といい終わるか終わらない___玄関を飛び出していった。
- 53. 問(6) ことばは生き物であると言われる。時代の移り変わり___、語の形や意味がすごしずつ変化する。
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