ウサギ と 亀 : Rùa Và Thỏ

亀の　足が　遅いのを　ウサギが　馬鹿にして　笑いました。
　すると　亀が　言いました。
「あなたより　私の　ほうが　足が　早いですよ」
　それを　聞いた　ウサギは　
「そんな事はない。　では　競争を　しよう。　そうすれば　分かる」
と　言い　
「いいですよ。　それでは　誰に　審判を　してもらいます？」
と　亀は　言いました。
「狐が　利口だから　狐に　頼もう」
と　ウサギは　言いました。
　そこで　狐が　競争を　始める　合図を　しました。
「よーい　どん！」
　たちまち　足の　はやい　ウサギが　亀を　引き離しました。
　しかし　亀は　あきらめずに　歩き　続けました。
　ふと　後ろを　振り向いた　ウサギは　亀が　あまりにも　遅いので
「勝負は　俺の　勝ちだ」
と　安心して　途中で　大きな　木を　見つけると　そこで　一休み　しました。
　それから　しばらくして　ウサギは　起き上がりました。
「あれ　少し　眠って　しまったか。　まあいい　どうせ　亀は　まだ　後ろに　いるはず」
　ウサギは　大きく　伸びを　すると　そのまま　ごーるに　向かいました。
「よし　もうすぐ　ごーるだ。　・・・あれ」
　自分が　勝ったと　思って　いたのに　何と　亀が　先に　ごーる　していたのです。


　上手な　人でも　いい加減に　やっていては　負けて　しまいます。
　また　下手な　人でも　真面目で　やれば　上手な　人に　勝つことが　できるのです。

おしまい